ITパスポート企業と法務

13 売上と利益

ITパスポート

 

利益

売上から費用を引いて残ったお金のこと。

企業が商品やサービスを売って得たもうけを表す。

種類によって計算方法や意味が異なる。

例:100万円の売上から80万円の費用を引いて利益20万円。

 

粗利益(あらりえき)

売上から仕入原価(売上原価)を引いた金額。

売上総利益とも呼ばれ、商品販売でどれだけ稼いだかを示す。

企業の販売力や価格設定力を判断する指標になる。

例:売上100万円-仕入原価60万円=粗利益40万円。

 

営業利益

粗利益から販売費や一般管理費などを引いた利益。

企業の本業の儲けを表す。

本業の効率や経営の健全性を見るのに使われる。

例:粗利益40万円-広告費10万円-人件費5万円=営業利益25万円。

 

損益分岐点

売上と費用がちょうど同じになり、利益がゼロになるポイント。

ここを超えると利益が出始める。

売上、変動費、固定費の関係から求められる。

例:毎月200個売ると利益ゼロ。それ以上売れば黒字。

 

原価

商品やサービスを提供するのにかかった費用。

材料費、人件費、製造費などが含まれる。

売上と原価の差が粗利益になる。

例:1個500円で売るパンの原価が300円。

 

変動費

売上や生産量に応じて増減する費用。

材料費、外注費、運送費などが含まれる。

販売量が増えると一緒に増える特徴がある。

例:パン1個を作るごとにかかる小麦粉代。

 

固定費

売上や生産量に関係なく一定の費用。

家賃、人件費、機械の減価償却費などがある。

一定期間ごとに必ず発生し、販売量がゼロでも支払わなければならない。

例:毎月支払う店舗の家賃。

 

販売量

実際に販売された商品の個数や数量。

売上や利益に直接影響する重要な要素。

販売量が増えれば変動費も増えるが、利益も増える可能性がある。

例:1日で50個のパンを販売。

 

変動費率

売上に対して変動費が占める割合。

変動費÷売上で計算される。

低いほど利益を出しやすくなる。

例:売上100万円、変動費が40万円 → 変動費率40%。

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