ヒューマンインタフェース
人とコンピュータの間で情報をやりとりする手段や仕組みのこと。
入力装置や表示画面、ソフトの操作方法などすべてが対象になる。
使いやすさや直感性が重視される分野。
例:マウスやタッチパネル、音声入力などはヒューマンインタフェースの一例。
ユーザビリティ
使いやすさや分かりやすさを表す言葉。
ユーザーが効率よく、満足して目的を達成できるかどうかがポイントになる。
設計段階から配慮することが望ましい。
例:説明書を見なくても操作できるアプリはユーザビリティが高い。
ジェスチャーインタフェース
身体の動きや手の動作によってコンピュータを操作する方法。
コントローラーなしで直感的な操作ができる。
ゲームやAR/VR、展示装置などで使われる。
例:手を振ることでスクリーンが切り替わるデジタルサイネージ。
マルチタッチインタフェース
複数の指で同時に操作できるタッチ操作方式。
ピンチイン・アウトなど複雑な操作が可能になる。
スマートフォンやタブレットの標準機能。
例:地図アプリで2本の指を広げて拡大する。
マルチタッチ操作(タップ)
画面を1回軽く押して選択や決定を行う基本的な操作。
ボタンを押す感覚に近い。
例:アプリのアイコンをタップして起動する。
マルチタッチ操作(スワイプ)
画面に触れたまま指を滑らせて移動する操作。
画面のスクロールや切り替えなどに使われる。
例:スマホで上下にページを送る。
マルチタッチ操作(フリック)
画面を素早くはじくように動かす操作。
文字入力や高速スクロールなどに使用される。
例:スマホのフリック入力で「か行」を選択する。
マルチタッチ操作(ピンチ)
2本の指で広げたり縮めたりする操作。
拡大・縮小を直感的に行うことができる。
例:写真を拡大して細部を確認する。
マルチタッチ操作(ロングプレス)
画面を一定時間押し続ける操作。
メニューの表示や追加の操作に使われる。
例:アプリのアイコンを長押ししてアンインストールメニューを表示する。
VUI(Voice User Interface)
音声によってコンピュータとやりとりするインタフェース。
話しかけることで操作ができる。
スマートスピーカーや音声アシスタントに使われる。
例:「今日の天気は?」と話しかけて天気情報を聞く。
GUI(Graphical User Interface)
画面上に表示された視覚的な情報を使って操作する方法。
マウスやタッチで直感的に扱える。
ウィンドウ、アイコン、メニューなどが典型的な要素。
例:パソコンのデスクトップにあるアイコンをクリックする。
ウィンドウ
画面上に表示される四角い作業領域。
複数のアプリや文書を同時に表示できる。
サイズの変更や移動も可能。
例:ブラウザとワード文書を並べて表示する。
アイコン
アプリやファイルを表す小さな絵や図。
クリックやタップで機能を呼び出す。
視覚的に内容を伝える効果もある。
例:ゴミ箱のアイコンをクリックしてファイルを削除する。
ラジオボタン
複数の選択肢の中から1つだけ選べる入力項目。
丸い形で、選択すると中が塗りつぶされる。
設定画面などでよく使われる。
例:「男性」「女性」などの選択項目に使われる。
チェックボックス
複数の選択肢から、複数を同時に選択できる入力項目。
四角い形で、チェックマークで選択を示す。
設定変更などに使われる。
例:ニュースアプリで通知の種類を複数選ぶときに使われる。
リストボックス
一覧から選択肢を選ぶための表示領域。
スクロールして表示を切り替えることもできる。
選択肢が多いときに便利。
例:都道府県を選ぶリストボックス。
ヘルプ機能
操作方法や用語の意味などを説明してくれるサポート機能。
アプリやWebサイトに標準で備わっていることが多い。
初心者にもやさしい設計に役立つ。
例:メニューの「ヘルプ」から操作ガイドを開く。
メニューバー
画面の上部や側面に表示される操作項目の一覧。
ファイル、編集、表示などのコマンドが並ぶ。
クリックで各機能を展開できる。
例:ワードの上にある「ファイル」「挿入」などのメニュー。
プルダウンメニュー
クリックすると下に選択肢が展開されるメニュー。
多くの選択肢をコンパクトに表示できる。
選択後は選ばれた項目だけが表示される。
例:「都道府県を選んでください」と書かれた欄をクリックすると一覧が出る。
ポップアップメニュー
画面上に一時的に表示されるメニュー。
右クリックや長押しで表示されることが多い。
その場の文脈に応じた操作ができる。
例:画像を右クリックして「保存」などの選択肢を出す。
サムネイル
画像や動画などの内容を縮小して表示したもの。
一覧で内容をすばやく確認するために使われる。
ファイル管理やギャラリー表示で使われる。
例:YouTubeの動画一覧に表示される小さな画像。
ホバー(ロールオーバー)
マウスカーソルを重ねたときに起きる変化。
リンクの色が変わったり、ボタンが浮き上がるような演出がある。
ユーザーに操作を促す効果がある。
例:ボタンにカーソルを合わせると色が変わる。
ツールチップ
アイコンやボタンにカーソルを合わせたときに表示される補足説明。
機能の内容や使い方を簡潔に伝える。
使い方に迷ったときに便利。
例:「このボタンは保存です」と小さく表示される吹き出し。
CSS(Cascading Style Sheets)
Webページのデザインやレイアウトを指定するための言語。
HTMLと組み合わせて使い、色や大きさ、配置などを制御する。
デザインの統一性や再利用性を高める。
例:すべての見出しを青色にするCSSルールを設定する。
モバイルファースト
Webサイトを最初にスマートフォン向けに設計し、そこから他のデバイスに展開する考え方。
スマホ利用が主流の現在に適したデザイン手法。
ユーザー体験を最適化するために重要。
例:スマホで見やすいシンプルな構成からサイトを作り始める。
レスポンシブWebデザイン
画面サイズに応じてレイアウトを自動で調整するWebデザイン手法。
スマホ、タブレット、PCなどで表示が最適化される。
CSSメディアクエリを利用して実現される。
例:同じWebページがスマホでは縦一列、PCでは横並びで表示される。
リダイレクト
Webページにアクセスした際に、別のページに自動で転送する仕組み。
URLの変更やメンテナンス時に使われる。
適切に設定しないとSEOに悪影響が出ることもある。
例:旧URLから新URLへ自動的に移動させる設定。