ITパスポート企業と法務

08 図表とグラフ

ITパスポート

 

棒グラフ

項目ごとの数値の違いを棒の長さで表すグラフ。

比較したいデータの差がひと目でわかる。

縦棒・横棒のどちらも使われる。

例:店舗ごとの売上を縦棒グラフで表示する。

 

折れ線グラフ

時間の経過に伴う変化を線でつなぐグラフ。

増減や推移の流れを視覚的に確認できる。

時系列データに適している。

例:月ごとの売上推移を折れ線で表す。

 

散布図

2つの変数の関係性を点の位置で表すグラフ。

相関関係の有無や傾向を視覚的に示す。

データがどのように分布しているかが分かる。

例:広告費と売上の関係を散布図で可視化。

 

マトリックス図

要素を縦と横の軸に分類して配置する図。

要素間の関係性やバランスを分析するのに役立つ。

優先順位や重要度を判断する場面でも使われる。

例:業務の緊急度と重要度を4象限に分類するマトリックス図。

 

箱ひげ図

データのばらつきや外れ値を視覚的に示す図。

中央値・四分位範囲・最大最小などを一つの図にまとめる。

複数のグループ比較にも便利。

例:複数店舗の顧客単価の分布を箱ひげ図で比較。

 

ヒートマップ

値の大小を色の濃淡で表すグラフ。

視覚的にパターンや異常値を見つけやすい。

Web分析や表形式のデータに使われることが多い。

例:Webページ内のクリック頻度をヒートマップで表示。

 

レーダーチャート

複数の項目を放射状に示し、全体のバランスを表す図。

各項目の強みや弱みを一目で確認できる。

比較対象が複数ある場合に重ねて表示も可能。

例:チームメンバーのスキル分布をレーダーチャートで可視化。

 

ヒストグラム

連続する数値の分布を棒グラフで表す図。

度数分布の形から、偏りや平均の傾向が見える。

データの正規性を確認する際にも使われる。

例:テストの得点分布をヒストグラムで分析。

 

モザイク図

カテゴリデータの比率と関係性を長方形の面積で表す図。

2つ以上のカテゴリの関係性が直感的に把握できる。

棒グラフや円グラフより複雑な関係性に適している。

例:性別と商品の購入傾向をモザイク図で表示。

 

クロス集計表

2つのカテゴリの組み合わせごとの件数や割合を表にまとめたもの。

分類結果を比較したり、傾向をつかむのに有効。

マーケティング調査やアンケート集計に使われる。

例:性別と年代ごとの商品購入数をクロス集計表に整理。

 

分割表

カテゴリ変数の関係性を表す2次元の表。

クロス集計表とほぼ同義で使われる。

統計的な独立性の検定にも使われる。

例:職業別に新製品の関心の有無を記録した分割表。

 

相関係数行列

複数の変数間の相関係数を一覧にした表。

各変数が他の変数とどの程度関連しているかを数値で把握できる。

数値の大小で相関の強さと方向を判断できる。

例:売上、広告費、訪問数の相関を相関係数行列で確認。

 

散布図行列

複数の変数同士の散布図をまとめて表示した図。

相関関係の視覚的な確認が一度にできる。

相関係数行列と合わせて使われることが多い。

例:売上、在庫、広告費などの関係を散布図行列でチェック。

 

複合グラフ

2種類以上のグラフ形式を組み合わせた図。

主に棒グラフ+折れ線グラフの組み合わせが使われる。

異なる尺度のデータを同時に表現する際に有効。

例:売上金額は棒グラフ、利益率は折れ線で同時に表示。

 

2軸グラフ

左軸と右軸に異なる単位・項目を設定するグラフ。

複数の異なる指標を1つの図にまとめて比較できる。

誤読しないように軸の設定には注意が必要。

例:売上金額(左軸)と成長率(右軸)を1つのグラフで表示。

 

ロジックツリー

原因や解決策を「なぜ・どうやって」と枝分かれで整理する図。

問題解決や企画立案の思考を構造的に表せる。

MECE(モレなくダブりなく)の視点で分解することが多い。

例:「売上が落ちた」という問題を「客数×単価」に分解して考察。

 

コンセプトマップ

概念やキーワードのつながりを線と図で表した図。

アイデア整理や知識の構造化に使われる。

概念間の関係性を視覚化することで理解が深まる。

例:持続可能な社会に関する概念をつなぎ、全体像を整理。

 

CSV(Comma Separated Value)

カンマで区切られた形式のテキストファイル。

表形式のデータを簡単に保存・共有できる。

多くの表計算ソフトや分析ツールで読み込み可能。

例:アンケート結果をCSV形式でエクスポートして分析。

 

シェープファイル

地理情報(地図上の位置や形)を格納するデータ形式。

GIS(地理情報システム)でよく使われる。

地図データと属性情報を組み合わせて分析可能。

例:市区町村の境界線や人口データを表示する際に使用。

 

共起キーワード

文章中で一緒に出現する単語の組み合わせ。

キーワード同士の関係性や文脈を分析するために使う。

テキストマイニングや自然言語処理の基本分析手法。

例:「AI」と一緒に多く出てくる「学習」「自動化」などの語を抽出。

 

チャートジャンク

グラフや図に不要な装飾を入れてしまうこと。

視覚的に分かりにくくなり、情報の伝達を妨げる原因となる。

見やすく、シンプルな表現が望ましい。

例:3Dグラフや派手すぎる色使いで情報が読みづらくなる。

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