棒グラフ
項目ごとの数値の違いを棒の長さで表すグラフ。
比較したいデータの差がひと目でわかる。
縦棒・横棒のどちらも使われる。
例:店舗ごとの売上を縦棒グラフで表示する。
折れ線グラフ
時間の経過に伴う変化を線でつなぐグラフ。
増減や推移の流れを視覚的に確認できる。
時系列データに適している。
例:月ごとの売上推移を折れ線で表す。
散布図
2つの変数の関係性を点の位置で表すグラフ。
相関関係の有無や傾向を視覚的に示す。
データがどのように分布しているかが分かる。
例:広告費と売上の関係を散布図で可視化。
マトリックス図
要素を縦と横の軸に分類して配置する図。
要素間の関係性やバランスを分析するのに役立つ。
優先順位や重要度を判断する場面でも使われる。
例:業務の緊急度と重要度を4象限に分類するマトリックス図。
箱ひげ図
データのばらつきや外れ値を視覚的に示す図。
中央値・四分位範囲・最大最小などを一つの図にまとめる。
複数のグループ比較にも便利。
例:複数店舗の顧客単価の分布を箱ひげ図で比較。
ヒートマップ
値の大小を色の濃淡で表すグラフ。
視覚的にパターンや異常値を見つけやすい。
Web分析や表形式のデータに使われることが多い。
例:Webページ内のクリック頻度をヒートマップで表示。
レーダーチャート
複数の項目を放射状に示し、全体のバランスを表す図。
各項目の強みや弱みを一目で確認できる。
比較対象が複数ある場合に重ねて表示も可能。
例:チームメンバーのスキル分布をレーダーチャートで可視化。
ヒストグラム
連続する数値の分布を棒グラフで表す図。
度数分布の形から、偏りや平均の傾向が見える。
データの正規性を確認する際にも使われる。
例:テストの得点分布をヒストグラムで分析。
モザイク図
カテゴリデータの比率と関係性を長方形の面積で表す図。
2つ以上のカテゴリの関係性が直感的に把握できる。
棒グラフや円グラフより複雑な関係性に適している。
例:性別と商品の購入傾向をモザイク図で表示。
クロス集計表
2つのカテゴリの組み合わせごとの件数や割合を表にまとめたもの。
分類結果を比較したり、傾向をつかむのに有効。
マーケティング調査やアンケート集計に使われる。
例:性別と年代ごとの商品購入数をクロス集計表に整理。
分割表
カテゴリ変数の関係性を表す2次元の表。
クロス集計表とほぼ同義で使われる。
統計的な独立性の検定にも使われる。
例:職業別に新製品の関心の有無を記録した分割表。
相関係数行列
複数の変数間の相関係数を一覧にした表。
各変数が他の変数とどの程度関連しているかを数値で把握できる。
数値の大小で相関の強さと方向を判断できる。
例:売上、広告費、訪問数の相関を相関係数行列で確認。
散布図行列
複数の変数同士の散布図をまとめて表示した図。
相関関係の視覚的な確認が一度にできる。
相関係数行列と合わせて使われることが多い。
例:売上、在庫、広告費などの関係を散布図行列でチェック。
複合グラフ
2種類以上のグラフ形式を組み合わせた図。
主に棒グラフ+折れ線グラフの組み合わせが使われる。
異なる尺度のデータを同時に表現する際に有効。
例:売上金額は棒グラフ、利益率は折れ線で同時に表示。
2軸グラフ
左軸と右軸に異なる単位・項目を設定するグラフ。
複数の異なる指標を1つの図にまとめて比較できる。
誤読しないように軸の設定には注意が必要。
例:売上金額(左軸)と成長率(右軸)を1つのグラフで表示。
ロジックツリー
原因や解決策を「なぜ・どうやって」と枝分かれで整理する図。
問題解決や企画立案の思考を構造的に表せる。
MECE(モレなくダブりなく)の視点で分解することが多い。
例:「売上が落ちた」という問題を「客数×単価」に分解して考察。
コンセプトマップ
概念やキーワードのつながりを線と図で表した図。
アイデア整理や知識の構造化に使われる。
概念間の関係性を視覚化することで理解が深まる。
例:持続可能な社会に関する概念をつなぎ、全体像を整理。
CSV(Comma Separated Value)
カンマで区切られた形式のテキストファイル。
表形式のデータを簡単に保存・共有できる。
多くの表計算ソフトや分析ツールで読み込み可能。
例:アンケート結果をCSV形式でエクスポートして分析。
シェープファイル
地理情報(地図上の位置や形)を格納するデータ形式。
GIS(地理情報システム)でよく使われる。
地図データと属性情報を組み合わせて分析可能。
例:市区町村の境界線や人口データを表示する際に使用。
共起キーワード
文章中で一緒に出現する単語の組み合わせ。
キーワード同士の関係性や文脈を分析するために使う。
テキストマイニングや自然言語処理の基本分析手法。
例:「AI」と一緒に多く出てくる「学習」「自動化」などの語を抽出。
チャートジャンク
グラフや図に不要な装飾を入れてしまうこと。
視覚的に分かりにくくなり、情報の伝達を妨げる原因となる。
見やすく、シンプルな表現が望ましい。
例:3Dグラフや派手すぎる色使いで情報が読みづらくなる。