ITパスポート企業と法務

03 人的資源管理

ITパスポート

 

コーチング

相手の中にある答えを引き出す対話の技術。

質問やフィードバックを通じて、自発的な行動や気づきを促す支援方法。

上司から部下への指導だけでなく、専門のコーチがつく場合もある。

例:部下に「どうすればうまくいくと思う?」と問いかけ、自分で答えを導かせる。

 

メンタリング

経験豊富な先輩が後輩を継続的に支援する仕組み。

仕事の知識だけでなく、価値観やキャリア形成の相談にものる。

信頼関係が重要で、長期的な育成を目的とする。

例:新入社員が定期的に先輩と面談し、悩みや目標を共有する。

 

OJT(On the Job Training)

実際の仕事を通じて学ぶ研修方法。

現場での経験を通して、必要な知識・スキル・考え方を身につける。

職場の先輩や上司が指導役となることが多い。

例:新人が先輩と一緒に顧客対応を行いながら習得する。

 

Off-JT(Off the Job Training)

仕事の現場を離れて行う研修。

集合研修や外部講習など、体系的に知識やスキルを学ぶ場。

OJTと併用されることが多い。

例:新入社員研修でビジネスマナーやExcelの使い方を学ぶ。

 

e-ラーニング

インターネットを使った学習方法。

動画やクイズ、シミュレーションなどを通じて、自分のペースで学べる。

時間や場所にとらわれないのが特徴。

例:社内ポータルサイトで情報セキュリティ講座を受講する。

 

リスキリング

新しい仕事に対応するために学び直すこと。

技術革新や業務の変化に備えて、今とは異なるスキルを習得する。

デジタルスキルの習得が特に重視されている。

例:営業職がプログラミングを学び、IT部門に異動する。

 

アダプティブラーニング

学習者に合わせて教材や進度を調整する学習方法。

AIやデータを活用して、理解度に応じた問題や説明を自動で提供する。

個別最適化された教育として注目されている。

例:理解が浅い分野だけ重点的に復習できる学習アプリ。

 

CDP(Career Development Program)

社員のキャリア形成を支援する制度。

個々の目標や希望に合わせて、異動・研修・キャリア面談などを設計する。

自律的なキャリア開発を促す仕組み。

例:年1回のキャリア面談と、それに基づいた異動希望制度。

 

コンティンジェンシー理論

状況に応じて最適なリーダーシップのあり方が変わるという考え方。

絶対的な正解があるのではなく、組織の状況やメンバーの特性に応じて柔軟に対応する必要があるとする理論。

リーダーの行動スタイルを状況と結びつけて評価する。

例:安定した組織では指示型リーダー、変化の多い環境では支援型リーダーが効果的。

 

シェアードリーダーシップ

チーム内の複数人がリーダーシップを分担する考え方。

正式な役職に関係なく、必要に応じて異なる人がリーダーシップを発揮する。

柔軟な組織運営やメンバーの主体性を引き出す効果がある。

例:あるプロジェクトではAさんが進行を主導し、別の場面ではBさんが意思決定を担う。

 

サーバントリーダーシップ

部下やチームの成長・成功を第一に考えるリーダーシップ。

自分が前に出るのではなく、相手に奉仕し支えることで、全体の成果を高めようとする姿勢。

信頼と共感を重視し、人間関係の質を向上させる。

例:部下の悩みに耳を傾け、成長のために必要な経験や機会を与える。

 

在宅勤務

自宅を拠点として仕事を行う働き方。

通勤せずに、自宅のパソコンやネット回線を活用して業務を行う。

働き方改革や感染症対策などで急速に普及した。

例:Zoom会議で上司と打ち合わせをしながら、自宅で資料作成。

 

モバイルワーク

特定のオフィスに縛られず、移動先で仕事をする働き方。

カフェ、出張先、交通機関内など、さまざまな場所で業務を行う。

ノートパソコンやスマートフォンが欠かせない。

例:営業先の近くのカフェで報告書を作成して送信。

 

サテライトオフィス勤務

本社以外の拠点オフィスを使って働く勤務形態。

通勤時間の短縮や柔軟な働き方の実現を目的に設けられる。

郊外や地方都市に設置されることが多い。

例:自宅から近いサテライトオフィスに週3日出社し、集中して作業。

 

ワーケーション

仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた働き方。

旅行先やリゾート地で、観光やリフレッシュをしながら仕事も行う。

新たな発想やチームビルディングに役立つとされる。

例:温泉地に滞在しつつ、午前中はオンライン会議、午後は観光。

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