BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード)
企業の戦略を「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」の4つの視点から評価する手法。
短期的な数字だけでなく、将来に向けた取り組みもバランスよく管理できる。
戦略の見える化と、全社員の行動の統一が目的。
例:財務=売上高、顧客=顧客満足度、業務=納期遵守率、成長=社員の教育時間。
CSF(Critical Success Factors:重要成功要因)
目標を達成するために絶対に外せない成功のカギとなる要素。
業種や組織によって異なり、数個に絞って管理するのが一般的。
CSFを明確にすることで、KPIや戦略の焦点が定まる。
例:飲食店のCSF=「回転率の高さ」や「味の安定性」。
KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)
最終的に達成したいゴールを数値で示した指標。
経営目標や売上目標など、成果の達成度を判断する。
KPIの結果が積み上がることでKGIの達成につながる。
例:今期のKGI=「売上1億円達成」。
KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)
KGIを達成するための途中経過を測る指標。
日常の活動やプロセスを評価・管理するために用いられる。
数値で進捗を確認し、目標までの道筋を調整できる。
例:KGI=売上1億円に対し、KPI=「月間リピート率40%」や「商談件数100件」。
バリューエンジニアリング
価値(Value)=機能(Function)÷コスト(Cost)という考え方で、
コストを下げながら機能を維持・向上させ、価値を最大化する手法。
製品開発や業務改善などでよく活用される。
例:部品の素材を変更し、性能を保ちながら製造費を削減する。
GROWモデル
コーチングで使われる代表的なフレームワーク。
Goal(目標)、Reality(現状)、Options(選択肢)、Will(意思)の4つの段階で整理する。
相手自身の気づきを促し、目標達成に向けた行動を支援する。
例:営業成績を上げたい社員に「現状は?できる選択肢は?何からやる?」と問いかけて導く。
KPIツリー
KGIを最上位に置き、それを達成するためのKPIを分解してツリー構造にしたもの。
目標達成までのプロセスを具体的に可視化できる。
全体最適と現場の動きの整合性を取りやすくする効果がある。
例:売上KGIに対して「来店者数×購入率×単価」で下位KPIを展開する。
SMART
目標設定の5つの条件を表すフレームワーク。
Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性)、Time-bound(期限あり)。
あいまいな目標を避け、行動につながる目標を設定するために使う。
例:「3か月以内に新規顧客10人を獲得する」など。