使用許諾契約
ソフトウェアを使うときに守るべき条件を定めた契約。
ユーザーが製品を購入しても、ソフトウェアの所有権ではなく使用権だけが与えられる。
インストール台数や利用目的などが制限されることがある。
例:個人利用のみ許可された写真編集ソフトの契約条件。
ボリュームライセンス契約
複数のライセンスをまとめて一括で購入する契約方式。
企業や学校など、大規模な組織での利用に適している。
個別購入よりも単価が安くなるメリットがある。
例:会社の100台のパソコンにオフィスソフトを導入する際の契約。
サイトライセンス契約
特定の施設や団体の中で、台数や人数に関係なく使用を認める契約。
学校や企業など、特定の拠点全体で使える。
一定の範囲内で自由にインストールできるのが特徴。
例:大学キャンパス内のすべてのPCに数学ソフトをインストール。
CAL(Client Access License)
サーバーにアクセスするクライアント側のライセンス。
サーバーソフトウェアを利用するために必要な「接続権」を管理する。
Windows Serverなどの導入時に必要になることが多い。
例:10人がファイルサーバーを使うには10個のCALが必要。
オープンソースソフトウェア(OSS)
ソースコードが公開され、自由に改良・再配布できるソフトウェア。
利用にはライセンス条件の遵守が求められる。
世界中の開発者が協力して進化させていることが多い。
例:Linux、LibreOfficeなどのフリーで改良可能なソフト。
フリーソフトウェア
無料で利用できるソフトウェアの総称。
オープンソースとは限らず、ソースコードが非公開のものもある。
機能制限や広告が入ることもある。
例:画像加工や音楽再生用の無料アプリ。
パブリックドメインソフトウェア
著作権が放棄され、誰でも自由に使えるソフトウェア。
改変、再配布、商用利用などすべてが自由。
法的な制限がまったくないのが特徴。
例:著作権者が権利を放棄して公開した計算ツール。
アクティベーション
ソフトウェアの正規ライセンスを確認するための認証作業。
インストール後にオンラインでライセンス認証を行うことが多い。
不正利用や複数台での無断使用を防ぐための仕組み。
例:新しく購入したOfficeソフトを最初に起動するときに行う操作。
サブスクリプション
月額や年額で利用料を支払い、一定期間ソフトを使う契約形態。
常に最新バージョンが使えることが多い。
契約をやめるとソフトが使えなくなる場合がある。
例:デザインソフトや文書作成ソフトなどを毎月料金を払って利用する。